幼稚園とは?

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そこは子どもの広場です
一人ひとりからの出発です
そして子育ての広場です

そこは子どもの広場です

「せっかく、幼稚園に入れたのに、まだ何も教えてくれない」
「遊んでばかりいて、小学校に行ったら大丈夫かしら?」
「かわいい時に、かっこ良い発表会をどうしてやらないのかしら?」
といった声をよく耳にすることがあります。
どうやら、こうした声の奥底には、
幼稚園を小学校の予備校的に考えたり、習いごと練習の場と捉える姿があるようです。
しかし、私達はそうした考えには賛成しかねます。

そこで私達は、こう考えます。「幼稚園は子どもたちの生活と交流の場=広場」であると。
では、幼稚園での「生活」とは何でしょう??
それは幼稚園での遊びや仕事を通して学ぶ姿、そのものです。
しかし、一人だけでは楽しいはずがありません。子どもたちが集まって、一緒に遊びや労働、生活、そして苦労をもともにしながら、人間として育っていく場。それが、子どもの広場たる幼稚園なのです。
子どもたちはその中で、目的を持った生活を営みながら、人と関わることを学び、様々な技術や文化を吸収していきます。それは、机の上での学習とは違い、実感できる体験に裏打ちされた本物の学習なのです。

幼児期の子どもが、人間として基盤をつくる学習の場所。
それが、子どもたちの生活と交流の場=広場=幼稚園なのです。

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「生活から生活へそして生活を!」と、日本で最初の幼稚園、東京女子高等師範(現お茶の水女子大)付属幼稚園の訓導で、現代の幼稚園教育の基礎をつくられた倉橋惣三先生は「幼稚園真諦」で述べています。

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子どもたちは、広場を失っている!子どもたちは、自分を出せないでいる!
遊べなくされた子が増えている!喧嘩もできない子が増えている!
感情がコントロールできない子が増えている!

国連「子どもの権利条件」は、子どもや子どもたちが、心豊かに人間として発達できるように、大人達に改善を要求しています。
子どもが、「子どもなりの自治」をもって過ごす「子どもの世界」や「子どもの時代」を、大人たちが守り、拡げてあげましょう。未来ある子どもたちのために。

一人ひとりからの出発

私達は、一人ひとりをかけがえのない人間として大切に考えます。
教育とは、常にひとりからスタートして、またひとりに返っていくものなのです。
仲間との生活といえども、全体のまとまりばかりを優先させるのではなく、一人ひとりの気づきや育ちを大切にすることから始まるのです。
一人ひとりの「あまえ」や「わがまま」を素直に受け止めることからです。一見、ムダに見えることも、学習の過程として必要です。
ゆっくり、じっくり、たっぷり、確実に、発達の筋道を歩むことです。「自立」はその過程で実現します。せっかちは禁物です。
幼稚園はそんな自立の場面を、お母さんから巣立とうとする姿を共感的に見守りながら、あたたかく援助し、対話の中から”自律”へと向かうプロセスを大切にするところです。

そこは子育ての広場です

子育てに一人ぼっちはいけません。仲間と一緒になって育て合い、育ち合いをする中で、子育てに”めあて”を持てるようにしましょう。
私達大人も”にんげん”として、生きる”めあて”を持ちましょう。
そして、子育てを楽しみましょう。人生を楽しみましょう。